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おはようございます!流氷レポート(という名の紋別旅行記)、まだまだ続きます。
3回目は、いよいよ流氷について。 日本で唯一流氷がくるオホーツク海。 流氷を砕く大きなドリルで突き進むガリンコ号Ⅱは、砕かれた流氷と海水が織りなす神秘的な色彩や、砕かれた流氷が船体から浮き上がってくる迫力満点のクルーズで、乗った人だけが目にし、体験できる不思議で魅力あふれる世界を楽しむことができます。 また、夏は、フィッシングクルーズを行っています。 さて、話は土曜日に戻ります。昼食をとりに出かけ、再びガリンコ号ステーションへ。 「流氷見られないの…?」とガッカリしつつも、「せっかく来たんだし」ということでガリンコ号Ⅱへ乗船。 あ、チケットは事前予約制で、大人1人3000円。流氷帯が見られないとのことで、割引後2500円で購入できました。 割と団体客も多く、搭乗までの時間、長い長い行列に並びました。 15:00に出発。風は冷たいものの、真っ青な空が広がっていました。 「流氷が見られないから、せめて天気がよくてよかったよ。」 「流氷も見られず天気も悪かったら、ただ荒れた冬の寒い海に出るだけだもんね~。」などと会話。 そして、約45分のクルーズが始まりました。 ニュースで「流氷着岸」といっていたので、岸が流氷で埋め尽くされている、と思いきや。 岸側には、流氷はありません。天気が良すぎても、暖かすぎてもダメなのだそうです。 「ホントに流氷ないね…(^^;)」と言いながら、船の窓から海面を眺めます。 すると、少しの流氷のかけらが流れてくるではありませんか! 乗船客の皆さん、窓の外へとカメラを向け始め、私も撮影開始。 割と最初のほうで目にしたのがこちら。 大分溶けて薄くなり、小さく分かれてバラバラになっています。 「やっぱり暖かいとダメなんだね~」と、妙に納得。 流氷が薄くなったり、小さくなるのは、温暖化の影響もあるようです。「流氷は地球の体温計」という表現をどこかで目にしましたが、まさしくその通りだと思います。 オンシーズンだと、もっと厚く大きな塊のような流氷の中をガリンコ号Ⅱが進む、まさしく神秘的な情景を拝めるようですが…う~ん、残念。 流氷が厚いと、その上にいるアザラシなんかを見られるそうですが、こんなに薄いと生物が上に乗るのは無理。残念ながら、アザラシを見ることはできませんでした。 その代わり、カモメが近くを飛び回っている姿を見ることはできました。 船に留まっているカモメ。オブジェのように違和感がないですね(笑) その後も、これほど薄くはない、白い小さな流氷が点々と流れる海の中を進みます。 少し大きな流氷の塊をガリンコ号のドリルで引っ張り、砕いたりもしてくれました。 (その様子は、昨日の流氷レポート②で画像をご紹介しています) そしてクルーズが終わり、岸に近づいた頃。乗り場とは反対側に少しだけ残っていた流氷を発見!! こちらが、今回撮影した中で一番メディアのイメージに近い、流氷の姿です。 奥にコンクリートの建造物があるのが、イメージとはちょっと離れた印象を与えてしまいますが。 本当は、この白い流氷が海一面に広がる様子を見たかったなぁ…。 実は、出発の前、夫が上司にこんなことを言われていました。 「あれ(流氷)も生き物みたいなモンだからなぁ。見られる時もあれば見られない時もあるし、大きい塊もあれば、小さく砕けてバラバラの時もあるし。」 …その言葉をしみじみと感じたクルーズでした。 「自分が訪れるときがベストシーズンであってほしい、願わくば週末にあたってほしい」なんて人間のワガママは、自然には通用しないんだなぁとつくづく思いました(笑) さて、画像を楽しみにしてくださった皆様、ガッカリしたかな…?これが現実でしたよ(^^;) 流氷レポート、まだ何回か続きます。もう少しお付き合いを…。 読んでくださって、ありがとうございました(*^_^*)
by yasuyoleob
| 2009-03-02 08:51
| 旅行/帰省
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